Y氏~追想の刻

追想の刻episode1-2~始動~

前回はコチラ

追想の刻episode1-1~序章~

 

店長

「おいY氏、お前マイクやりたいんだろ?ちょっと入れてみろ。」

 

店長

「ただし、下手くそだったら取り上げる。」

 

X氏からも店長に話をしてくれていたようだ。

良い先輩と、良い上司を持つと幸せですね。

マイクの極意

店長からハンドマイクを渡されたY氏は、当たった台の後ろで練習していたフィーバーマイクを入れるも普通に語り掛けてしまう。

そんなY氏にX氏がアドバイスをくれる。

 

X氏

「いいか?マイクってのは何言ってるのか分からないくらいが丁度いいんだよ。」

 

X氏

「ちょっと聞いてろ。」

 

X氏

「ア~レアレウレウレア~レアレウレウレア~レアア~レアアレアレェ!1番台フィーバースタート!」

 

Y氏

「!?」

 

確かに台番とフィーバースタート以外何言ってるか不明だ・・・。

でもなんとなくカッコいい。

黒子の様な存在

やっとマイクを掴めたY氏は超ご機嫌。

でもうるさくて嫌がるお客様も多いのも確かだ。

まあホールからしたら外を歩いている人に対してのPRの一つでもあります。

スタッフは黒子

満タンになった玉箱を下ろして空のドル箱をお渡しし、無くなったメダルを補給しにいく。

主役はお客様、我々は黒子のような存在。

そんな我々黒子が満タンのドル箱を床に下ろすと「ありがとう」と、自分の親父お袋と同年代くらいの常連様は優しく話し掛けてくれる。

ギラギラした時代でありながらも、当時のパチンコ、スロットは今よりも遊びに近い感覚が強い。

なぜなら当時のレートは4円パチンコの換金率が2円~2.5円が主流、20円スロットは7枚~8枚で、遊びにも勝負にもなる絶妙なバランスが取れていたから。

何が良かったかと言えば、ホール側は釘や設定に調整の幅が持たせられたことだ。

新台が出るのも月に1回とかのペース、今の様に何機種も何機種も販売される事がなかった分、ホールは出玉に還元できた事もあり一機種の寿命は長かった。

 

新装開店=激熱イベント

 

この構図。

 

そして・・・

 

マイクスキルを手に入れたY氏は楽しくなってしまい・・・もう引き返せない修羅の地獄を進んで行くのであった。

 

物語は進展していく。

 

To be continued...

 

この物語はフィクションであり、実在の人物・団体・事件とは一切関係ありません

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